2016年3月1日

原発事故避難者の住まいの安定を求める復興庁・東京都との話し合い 取材のお願い

報道各位

キビタキの会
代表 小島ヤス子・佐々木 妙(福島県から武蔵野市へ避難中)

日頃は市民のために幅広い情報提供を行う取材・報道活動にご尽力いただき感謝申し上げます。

私たち「キビタキの会」は都内に住む原発事故避難者の団体です。2014年2月より避難者の安心できる生活のために政府関係機関や福島県・東京都との話し合いを重ねてきました。

原発事故による自主避難者への住宅の無償提供が2017年3月で打ち切られることに対してキビタキの会は昨年10月より「避難先にとどまる原発事故避難者の住まいの安定を求める署名」を与呼びかけ、全国から寄せられた2,952名の署名を12月15日、福島県避難者支援課に提出し、福島県への帰還を選ばない避難者が避難先で住み続けることのできる対応を要望いたしました。

しかし、12月25日に福島県から示された2017年4月以降の「総合的支援策」は期間が2年間、家賃補助の対象も限定され、初年度最高で3万円・次年度最高で2万円という避難者の生活の実情からかけ離れたものでした。これでは意に沿わない福島への帰還を強制されることになりかねません。

そこで、避難者の実情と思いを復興庁など政府関係機関及び東京都に伝え、避難者に寄り添った支援策の実施を求め、話し合い(院内集会)を持つことにいたしました。

つきましては下記の通り話し合い及び記者会見(個別取材を含む)を行いたいと思います。ぜひ話し合いの内容や避難者の思いを取材していただきたくお願いいたします。

◆とき:2016年3月7日(月)
*午前10時からスタッフが参議院議員会館入り口にて通行証をお渡しします。
午前10時30分から12時:話し合い
午後12時から12時40分:記者会見

◆ところ:参議院議員会館 B104会議室

  • 午前10時半から11時50分まで復興庁等政府関係機関及び東京都との担当者との話し合いを予定しています。どなたが参加されるかは現在交渉中です。
  • 原発事故避難者のプライバシー保護のため、氏名公表・発言の音声や画像については本人の承諾のない場合はご遠慮いただきたくお願いいたします。

話し合い・記者会見に関するお問合せ

キビタキの会 事務局
090-1212-8411
yhitomi815@gmail.com
担当:山本

2016年2月18日

原発事故避難者の住まいの安定に関する復興庁・東京都との話し合いのご案内

原発事故避難者の皆さま

福島県から2017年4月以降の新しい避難者への支援策が昨年末発表されましたが、まったく避難者の実情にあっていない内容です。そこでキビタキの会では、国の機関である復興庁と避難者受け入れの窓口である東京都の担当者に対して避難者の声を届け、意味のある支援策を実施するよう下記のように話し合いの場を設定しました。ぜひ多くの皆さまのご参加をお願いいたします。

◆とき:2016年3月7日(月)午前10時半から12時まで
◆ところ:参議院会館B104会議室

*午前10時受付開始です。参議院会館入り口でスタッフが通行証を配布します。
*復興庁・東京都のどなたが来るかは未定です。現在交渉中です。

*正午から12時40分までは記者会見またはメディア対応の時間を設けます。ご都合のつく方はぜひこちらにもご参加ください。プライバシーに配慮した対応をメディアに要請します。
*託児対応します。ご希望の方は3月4日(金)までに年齢・人数などお知らせください。

お問合せ

事務局:山本までお願いします。
Tel. 090-1212-8411

2016年2月4日

12月15日 福島県避難者支援課との話し合いのご報告

全国から寄せられた2,952名の署名を提出!

キビタキの会は、「避難先にとどまる原発事故避難者の住まいの安定を求める署名」を10月から集めてきました。武蔵野市内の方の署名が多かったのですが、手紙やメールでも署名が続々と届き、宮城・福島・埼玉・千葉・東京・京都・兵庫など全国から2952名が集まりました。その多くは避難者が自ら知人友人に声をかけ集めたものでした。

12月15日、避難者(避難先は東京都・神奈川県・京都府・滋賀県など)とメディアを含む支援者あわせて約20名が、福島県庁に隣接する自治会館で避難者支援課の職員4名に署名を手渡しするとともに今後の支援策について1時間半にわたる話し合いを行いました。

話し合いは、署名の要求項目に沿って行われました。

福島県知事との意見交換はできないか。
→ 来年東京都でできるよう予算化している。
避難先にとどまる人への支援策は
→ 民間家賃補助は県外避難者も対象にすることとした。収入要件の大幅な緩和要望があったので現在調整中。
今いるところに住み続けたいという声をどう受け止めているのか。
→ 具体的にやるにはいくつかのハードルがあるから、受け入れ先に対して協力してくれないか頼んでいる。

避難者からは「県が国や東電と仲良くやっているようではダメだ。これじゃあ帰ってくるのはお年よりばかりだ。」などの声もありました。

また、今後の福島県の対応を問う中では「県内でも普通に生活をしている」と職員が発言し、参加者一同怒りを隠せませんでした。「(放射線線量を記録する)ガラスバッジを子どもたちにつけさせる生活が普通なのか」と参加者から抗議の声があがりました。しかし、この状況で福島県で多くの住民が生活していることも事実であり、住む場所を自由に選べない状況に胸がつまりました。

最後に進行役が「今日の話は避難者の要望と大きなズレがある。再検討の要望を知事に伝え、今後行われる意向調査を踏まえた支援策としてほしい」と締めくくりました。

話し合いのあとは記者会見を行い、朝日・読売・福島民友・福島民報・河北新報などの新聞社やネットメディアに取材していただきました。

12月25日、2017年度以降の新しい支援策示される!

避難者の実情に合わない支援策の見直しを求めます

その後、福島県は12月25日に「総合的支援策」を発表。しかし、避難先にとどまる者に対しては、2017年度は家賃の半額(最高で3万円)・2年目は3分の1(最高で2万円)、引越しの際の敷金礼金など初期費用で10万円支給などというものです。

武蔵野市で言えば6万円の家賃では古いアパートかワンルームマンションしか借りれない金額で、2人以上の家族では狭すぎるなど全く実情にあっていません。

政府に対し避難者に寄り添った支援を求めます

3月10日ごろまでに復興庁・東京都に対して避難者の声を伝え、現在の都営住宅など避難先に住み続けられるよう話し合いの場を設ける(国会議員会館内の院内集会を開催)。
→ 日時・場所が決定次第お知らせします。

*その集会まで署名運動を継続します。
避難先にとどまる原発事故避難者の住まいの安定を求める署名

2015年12月20日

記者会見中止のお知らせとおわび 〜記者会見を中止し、事務局による報告会に変更します〜

報道各位

日頃は、市民のために幅広い情報提供を行う、取材・報道活動にご尽力いただき、感謝申し上げます。

明日12月21日午前11時から予定していました、「キビタキの会」の福島県庁への署名提出と避難者支援課との話し合いの報告に関わる記者会見は、避難者の事情で、中止させていただきます。突然の、また直前の変更で、多くの皆さまにごご迷惑をおかけし、まことに申し訳ございません。 心からお詫びいたします。

なお、連絡が行き届かない場合もありえますので、明日は、事務局スタッフが予定会場にて待機し、県庁交渉の内容・結果などをペーパーで配布し報告する時間を持ちたいと思います。避難者は参加できませんのでご了承ください。

今後、避難者の住まいと生活の安定のための取り組みや実情を訴える場を持つことを検討しております。また、日程等決定しましたら、ご連絡いたしますので、よろしくお願いいたします。

◆とき:2015年12月21日(月)午前11時から1時間
◆ところ:参議院議員会館 B101会議室
◆内容:事務局スタッフによる署名運動と福島県庁交渉のご報告
当日は午前10時半から参議院会館入り口でスタッフが通行証をお渡しします。

キビタキの会 代表
小島ヤス子・佐々木 妙(福島県から武蔵野市へ避難中)

この件に関するお問い合わせは下記までお願いいたします。
キビタキの会事務局:
090-1212-8411
yhitomi815@gmail.com(担当:山本)