原発事故で避難されている皆さんへ
キビタキの会 代表
小島ヤス子
佐々木 妙
キビタキの会は原発事故によって避難を強いられた住民が避難先で安心して暮らせるように、地域での交流や関係機関への交渉に取り組んでいる団体です。
さる6月15日、福島県は、政府からの避難指示を受けずに避難した「区域外避難者」(いわゆる「自主避難者」)について、避難先の住宅の無償提供を2017年3月で終了する方針を決定しました。
自主避難者は家族とりわけ子どもたちの被曝を少しでも減らしたいと願い、やむなく故郷を離れましたが、夫婦が別居する二重生活の世帯や母子だけの世帯も多く、経済的に厳しい状況が続いています。しかも事故から4年半余りを経て避難先で新たな仕事・コミュニティを得たり、子どもたちも友人を増やしている例もあり、福島に帰ることを選択できない世帯も多くあります。
福島県は県外の避難先にとどまる避難者への新たな支援策を現在検討しており、この12月中に発表するとされています。この新しい支援策に避難者の声を反映していただくため、福島県知事及び避難者受け入れ自治体の知事にあてて10月より「避難先にとどまる原発事故避難者の住まいの安定を求める」署名を集めています。その内容は以下4点です。
- 避難先にとどまる住民の意見・要望を聞き、意見交換する場を早急に設けること。
- 公的住宅にとどまることを希望する住民が現住所に住み続けられるよう関係機関と協議すること。
- 民間借り上げ住宅に住んでおり、避難先にとどまることを希望する住民に対して、引越しや新たな住宅確保に関する補助を実施し公的住宅への入居に努めること。
- 以上の支援策の実施に当たり必要な財政措置を政府に求めること。
全国から寄せられた署名を福島県知事に届け、避難者の声を受け止めた新しい支援策を検討していただくため、以下のように福島県避難者支援課との話し合いの場を設けました。また、話し合いのあと記者会見も予定しています。どうぞご参加ください。
会場の都合がありますので、ご参加希望の方はメール yhitomi815@gmail.com または事務局:山本 090-1212-8411までご連絡ください。
記
- 日時:12月15日(火)午後1時半から1時間の予定
- 場所:福島県庁の隣・自治会館4階 公益委員室(20名程度入れる部屋)
- 対応者:福島県避難者支援課の職員3名
- 午後3時からは県庁の記者クラブにて記者会見を行います。
お問い合わせは、キビタキの会事務局までお願いいたします。
山本:090-1212-8411
「避難先にとどまる原発事故避難者の住まいの安定を求める署名」実施中です
署名の締め切りを12月10日(木)に延期します(12月10日必着にてご協力のほどお願い申しあげます)。