2016年7月10日

原発事故避難者に福島への帰還の強制をやめ、希望者全員が、避難先に住み続けることのできる支援策を!

6月7日、東京都の住宅担当の課長と話し合いを行いました

東京都には5526人の原発事故避難者が暮らしており、そのうち約1,400人が区域外からの避難者、いわゆる自主避難者です。

来年3月末に迫った自主避難者への住宅無償提供の打ち切りに関して、東京都に対し現在の都営住宅などに来年4月以降も住み続けるための支援策を求める話し合いをキビタキの会が行いました。話し合いには都市整備局から住宅施策専門課長・管理企画担当課長が、総務局からは都内避難者支援課長らが出席し、避難者の要望を聞き意見交換をしました。

福島県が昨年12月25日に発表した2017年4月以降の支援策に対する評価については、「他の自治体の施策にコメントすることはできない」という態度に終始しました。

都の独自の支援策については、事前の質問項目に<鳥取県や埼玉県などで自治体独自の支援策を実施する動きもある。東京都でも実施するべきではないか。阪神淡路大震災では、神戸市・西宮市はUR賃貸住宅と20年間の契約を結び、公営住宅家賃との差額相当分を支払ってきたが、東京都でも実施できないか>との内容を書いており、また現在都営住宅に住んでいる原発事故避難者が2017年4月以降住み続ける支援策についても、<都営住宅の募集要件にも福島県の支援策にも該当しない世帯への対応。公的住宅の抽選にもれた世帯への対応>などを質問しましたが、具体的な回答はありませんでした。

しかし、今出されている支援策に該当しない人が多いとの意見は「福島県に伝えていきたい」と約束。都による支援策に関しては「各人の所得などを把握するために個別の面談をしている。6月いっぱい訪問を行い、その後どうするかを検討する」ことを明言したことは成果です。

6月13日、東京都から新たな支援策が発表されました。

さらに避難者の実情にあった内容になるよう要望を続けます。

東京都都市整備局は6月13日、自主避難者への新たな住宅支援策として、都営住宅公募における200戸の専用枠の設定を発表しました。

この発表は現在の福島県の支援策では不十分なことの反映であり、また粘り強く取り組まれている避難当事者の行動の成果といえます。

東京都は「ひとり親世帯・高齢者世帯・心身障害者世帯・多子世帯・特に所得の低い一般世帯・幼い子どものいる世帯」を条件にしています。これはかなりの世帯が該当しますが、約600世帯の自主避難者世帯に対して200戸では少なすぎます。該当する都営住宅の場所も明らかでないので、引越しが必要となるケース・子どもが転校せざるを得ないケースもありえます。また所得も月額15万8千円以下を条件としているので、該当世帯が少なくなると予測されます。

東京都が独自の支援策を打ち出したことは一歩前進ではありますが、残念ながら、これでは避難者の実情に沿ったものと言えません。引き続き東京都との話し合いを進めていきたいと思います。

2016年6月3日

原発事故避難者の住まいの安定を求める東京都との話し合い 取材のお願い

報道各位

キビタキの会

日頃は市民のために幅広い情報提供を行う取材・報道活動にご尽力いただき、感謝申し上げます。

私たち「キビタキの会」は都内に住む原発事故避難者の団体です。2014年2月より、避難者の安心できる生活のために政府関係機関や福島県・東京都との話し合いを重ねてきました。

原発事故による自主避難者への住宅の無償提供が2017年3月で打ち切られることに対して、キビタキの会は昨年10月より「避難先にとどまる原発事故避難者の住まいの安定を求める署名」を与呼びかけ、全国から寄せられた2952名の署名を12月15日、福島県避難者支援課に提出し、福島県への帰還を選ばない避難者が避難先で住み続けることのできる対応を要望いたしました。

しかし、12月25日に福島県から示された2017年4月以降の「総合的支援策」は、期間が2年間、家賃補助の対象も限定され、初年度最高で3万円・次年度最高で2万円という避難者の生活の実情からかけ離れたものでした。これでは意に沿わない福島への帰還を強制されることになりかねません。

そこで、多くの避難者が都営住宅などに住んでいる東京都において、都内避難者支援課及び都営住宅にかかわる担当課と、都営住宅に住み続けることを希望する避難者への支援策について話し合いを持つことにいたしました。

つきましては、下記の通り、話し合い及び記者会見(個別取材を含む)を行いたいと思います。ぜひ話し合いの内容や避難者の思いを取材していただきたくお願いいたします。

記

◆とき:6月7日(火)
午前10時30分から12時:話し合い
12時から:記者会見または取材
*午前10時から都庁第2本庁舎1階総合案内付近でスタッフがお待ちしています。

◆ところ:東京都庁209会議室

  • 午前10時半から11時50分まで東京都との担当者との話し合いを予定しています。
  • 6月7日は都議会本会議で知事への代表質問が行われるため、記者クラブは記者会見に参加できない旨、連絡を受けています。通常のプレスルームが使用できないため、話し合いのあと都庁内において記者会見を行うまたは取材を受けることができるよう調整中です。また、話し合いにメディアは同席できますが、動画撮影は都庁より遠慮してほしいと要請されています。取材にお越しいただける場合は、お手数ですが事前のご連絡をお願いします。

話し合い・記者会見に関するお問合せ

キビタキの会 事務局
090-1212-8411
yhitomi815@gmail.com
担当:山本

2016年5月26日

福島県・東京都の戸別訪問に関する相談窓口を設置しました

原発事故避難者の皆さまへ

5月中旬から福島県と東京都は「これからの生活のご意向を調査し今後の支援策の参考にするため」との目的で原発事故避難者への戸別訪問を開始しました。

しかし、避難者が切実に求めている、今住んでいる住宅に住みつづけるための支援策などのメニューではなく、既存の制度の紹介にとどまるならば、問題の解決にはならないのではと思います。

そこでキビタキの会は以下のように福島県・東京都の戸別訪問に関する相談窓口を設置しました。心配なこと・困っていること、ぜひお電話ください。

相談窓口

電話:090-3042-6495(午前9時から午後8時)
担当:山根(やまね)

2016年5月24日

「原発事故避難者の住まいの安定を求める東京都との話し合い」ご参加のお願い

原発事故で避難されている皆さんへ

新緑の美しい季節となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

私たち「キビタキの会」は都内に住む原発事故避難者の団体です。キビタキは福島県の県鳥です。避難者同士が連絡を取り合って安心できる生活のために力を合わせていこうと2014年2月28日に発足しました。これまで、住まいの安定を求め東京都および復興庁・内閣府をはじめとした政府の担当省庁と話し合いを続けています。

残念ながら昨年6月、福島県は2017年3月末で避難指示区域外の避難者(いわゆる「自主避難者」)について避難先の住宅の無償提供を終了する方針を明らかにしました。私たちはこれに対し避難先にとどまる避難者の住まいの安定を求める署名を呼びかけ、昨年12月15日福島県に2,952名分を提出しました。しかし福島県は避難者の実情に合わない2017年度以降の支援策しか示さず、復興庁・内閣府など政府関係機関も3月7日の私たちとの話し合いでは福島県の決めたことにコメントはできないと繰り返すのみでした。

このままでは原発事故避難者の多くが経済的理由から意に沿わない福島への帰還を強制され、避難先に残る場合には生活の困窮が深刻になるといわざるをえません。

そこで、多くの原発事故避難者の住む東京都の担当者に避難者の実情と要望を伝え、都営住宅などに住み続けるための都の支援策に関して下記のように話し合いを行います。つきましては、ぜひ、懇談会にご参加いただき、一緒に避難者の率直な声を東京都に届けていただけるようご案内申しあげます。なお、ご参加希望の方はお手数ですが事務局までお知らせくださいますようお願いいたします。

記

◆とき:2016年6月7日(火)午前10時30分から
*受付は午前10時から、都庁第二本庁舎の1階総合案内付近でスタッフが会のボードを持ってお待ちしています。

◆ところ:東京都庁第二本庁舎209会議室

  • 10時30分から11時50分まで東京都の都内避難者支援課及び都営住宅に関わる部署の担当者との話し合いを予定しています。
  • 終了後、12時よりでプレスルームで記者会見も行いますので、同席できる方はお残りください。
  • お子さま連れの方もぜひご参加ください。
    託児スタッフを配置したいと思いますので、6月4日(土)までにお子さまの人数・年齢をお知らせください。

お問合せ

キビタキの会 事務局
090-1212-8411
yhitomi815@gmail.com
担当:山本